sample life story~ある住所不定無色のおはなし~

非売品サンプルのライフストーリー

第4話 心境の変化

よし開業したぞ!

これから誰かに言われる

「手伝って~」は依頼であり

全部俺の仕事だ!!


この感覚ってすごく大事

 

サラリーマン時代とか飲んだくれ時代は

これやったらいくらもらえるのかな~
とか
何時間やってるから時給いくらくらいだな
とか
お金欲しいし残業しとこ
とか

 

もらうことばっかり考えてて

仕事終わったら
なんだこれくらいにしかならないのか

とか

あー疲れたな

とか

感謝も満足も知らない

 

会社に対しては

こんな給料で働いてやってるんだから

むしろ感謝しろ的な

仕事があるのは当たり前で

仕事をやってあげてるという感じ。

 

まぁ会社行くのは当たり前だしね。

子どもの頃からの

朝起きたら学校に行くという流れから

自分には選択の余地はなく

決まった時間に行かなきゃいけないところに通う

という思考停止の自動運転

自動だから何にも氣がつかない。


でも、開業して変わったことは
仕事をいただくということに感謝するようになった。
仕事があることがうれしい。
いただくお金は自分の仕事に対する評価だから

すべて真摯に受け止める。

高くても安くてもうれしい

20代に月給30万で文句言ってたのに
30目前になって月収10万で大喜びみたいな。

へーんなのー

 

仕事がつまんない人はみんな開業したらいいと思うほど

 

でもそれも難しいよね。

うんそれはそう思う。

でもやってみたら簡単かも?

いや簡単とか難しいとかそういう問題か?

 

思うのとやるのとはちょっと違う。

やってみてダメだったらやめていいと思う。

 

そんな感じで生きていけるようになった。

それはこの開業初期ではなくまた先の話だけどね。

 

とにかく仕事は楽しい!!

 

何もできない便利屋だから

10年経った今でも

仕事の依頼とか相談とかめちゃくちゃ不安だし

できるかどうかもわからないけど

なんとかなるもんだし

なんともならないときは仕方ない

誰かが助けてくれたりもするし

そもそもその問題がなくなったりする

とにかくいろいろだ

やってみないとわからない

 

力を出さないように仕事してたサラリーマン時代

仕事が増えそうになったら

さらに手を抜いて

それは俺の仕事じゃないと逃げていた

それって仕事ですか?

 

独立してからはとにかく全力を出すようになった。

できることはなんでもやる!

とはいえ

全力でもたいしたことはできないし

だれでも出来ることを自分なりに精一杯するだけなんだけど

 

そしたらちょっとづつ筋肉ついてきたかな

 

できないことをできるようになることが成長なら

できることばっかりやってるより

できないことにも挑戦するのもいいね

やってればできるようになるから

 

もちろん

できることをさらにできるようにするのも成長

 

いろんな方向から見ましょうね

 

手を抜いて生きるより

精一杯全力で生きるほうが楽しいね

 

とか言いながら

仕事に慣れると手を抜くことを覚えがち

初心を忘れぬように氣をつけましょうね。