sample life story~ある住所不定無色のおはなし~

非売品サンプルのライフストーリー

第2話 ポジティブな無職

個人事業主になるには??

 

開業届けを税務署に出す。

らしい

 

とりあえず屋号っていうのがあったら楽しい

らしい

でもなくてもいいらしい

 

せっかくだから名前つけようってんで考える

 

落語やってた時の名前が粋々亭流朝(すいすいてい りゅうちょう)

カタカナは使いたくない(謎のポリシー)

すいすいを使おう

サービスは日本語でなんだ?

奉仕かな

 

奉仕って漢字だと重いな。

ひらがなだったら三蔵法師みたいにもなるな

ダブルミーニング

(それにしてもやたらカタカナ使うな今の俺)

 

というわけで粋々ほうしにすることにした。

 

税務署に行って開業届けを書く。

名前と住所と職業と屋号を書くだけの紙一枚

職業はサービス業(便利屋とはまだ言ってない)

業務は各種業務代行

あとはちょちょいと青色申告するとかなんとかレ点チェックして提出

かんたんすぎた

 

こんな紙っペラ一枚で個人事業主にレベルアップした。

登録費用もかからない。

独立ってすごい大変なことだと思ってたけど

全然大変じゃないじゃん!!

 

昨日まで無職

生活は何も変わってない

 

でも今は個人事業主!!

 

SNSで開業届け出しました

って言ったら

よっ!社長!!

って言われる。

 

個人だからしゃちょーじゃねーよ

とか言いながら

無職と言われるのとは全然違う。

 

仕事はまだない。

こうしてポジティブな無職は誕生しました。

人生が変わった瞬間

第二の人生のはじまりはじまり~